速水御舟 作品
翡翠
グーっと伸びやかに描かれた枝に、美しい羽色の翡翠が一羽止まっている。下枝にいる昆虫又は川に泳ぐ魚はいまいかと、その特徴である大きなくちばしを下へ突き出しじっと覗き込んでいるようだ。
1930(昭和5)年36歳のとき、イタリアのローマで開催された日本美術院展の用務で横山大観らとイタリアへ向かい、その帰り8ヶ月ほど欧州諸国、エジプトを巡遊した。これ以降の作品はその影響で鮮やかな色彩の作品が出てくるようになるがこの翡翠もその一つ。
1930(昭和5)年36歳のとき、イタリアのローマで開催された日本美術院展の用務で横山大観らとイタリアへ向かい、その帰り8ヶ月ほど欧州諸国、エジプトを巡遊した。これ以降の作品はその影響で鮮やかな色彩の作品が出てくるようになるがこの翡翠もその一つ。
【制作年】
1932(昭和7)年
【材質】
絹本彩色・軸
【寸法(cm)】
23.8×34.4cm